予防接種とは、ワクチンを接種して重篤化する可能性のある感染症に罹患しにくくするための注射です。
ワクチンは、感染症の原因となる病原体(細菌、ウイルスなど)の病原性を弱めたり、無力化させた病原体の一部を集めて作られています。これを接種することで、特定の感染症に対する免疫がつき、同様の病原体に感染しても発症しにくくなったり、発症しても重症化のリスクが減少します。
予防接種は個人の身を守るだけでなく、多くの人がワクチンを接種することで集団免疫を獲得し、ワクチン接種ができない人々の市中感染の可能性も低下させます。社会全体を守るためにも、予防接種は非常に重要です。
当院では、以下のワクチン接種を行っています。
| ワクチンの種類 | 予約枠 | 予約方法 |
|---|---|---|
| インフルエンザワクチン(注射) | 内科、小児科 | Webか電話 |
| フルミスト(経鼻インフルエンザ) | 内科、小児科 | 電話 |
| コロナ(コミナティ、ヌバキソビッド) | 内科、小児科 | 電話 |
| 小児定期接種 (5種混合、肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎、BCG、MR、水痘、おたふくかぜ、日本脳炎) |
月曜・土曜 14:00~15:00 完全予約 |
電話 |
| 6歳以上の定期接種(日本脳炎、DT、HPV) | 小児科 | 電話 |
| 肺炎球菌、帯状疱疹 | 内科 | 電話 |
65歳以上の品川区民は2500円で接種可能です。インフルエンザの10倍の致死率がありますので、対象年齢の方は接種をご検討ください。従来のmRNA型のワクチンと蛋白組み換え型のワクチンからお選びいただきます。
おたふく、MR、風疹ワクチンはメーカーの生産が減っているため、在庫の確保が困難になっています。ご注文いただいてからお時間を頂いておりますのであらかじめご了承ください。
インフルエンザは毎年冬から春にかけて流行します。インフルエンザワクチンは持続有効期間が約5ヵ月で、接種後に効力を発揮するまでに2週間程度かかります。そのため、効果を高めるためには、流行のピークとされる1月よりも少し前の12月中旬までに接種を終えることが推奨されます。
インフルエンザワクチンの接種回数は年齢によって異なります。13歳以上の方は1回の接種で済みますが、13歳未満のお子さんは2回の接種が必要です。2回目の接種は、1回目を終えた2〜4週間後に行ってください。
2025年10月よりフルミストを採用しました。2~18歳の方が接種可能です。フルミストは鼻にワクチンを注入するワクチンで12歳未満のかたも1回接種で完了します。完全予約制なので希望する場合は電話をお願いします。
肺炎は肺に炎症が起きる状態で、細菌やウイルスなどの病原体に感染して発症します。日本人の死因の第5位に挙げられ、原因となるのは肺炎球菌が最多で、成人が発症する肺炎の約3割が肺炎球菌によるものです。特に65歳以上の高齢者が肺炎で死亡するケースが多いため、65歳以上の方を対象とした定期接種を1回限定で行います。これまでに23価肺炎球菌ワクチンを1回でも接種したことのある方は対象外です。
定期接種対象外の方でも全額自己負担で接種は可能です。再接種を希望される場合、前回の接種から5年未満の方は、注射部位に強い痛みが出ることがあります。
別な種類の肺炎球菌ワクチンを組み合わせることで相乗効果が期待できます。
接種について詳しくは品川区のホームページをご覧ください。
品川区ホームページ「高齢者肺炎球菌定期予防接種」帯状疱疹ワクチンは65歳から定期接種になりました。品川区民は50歳から品川区の補助金が使えますので、希望する場合はあらかじめ保健所から書類を取り寄せてください。当院では2回接種のシングリックスを推奨しています。
| 診療 時間 |
日.祝 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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| 9:00~ 12:30 |
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| 14:00~ 15:00 |
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| 15:00~ 18:00 |
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